JCM組込み忘備録
Poser関係の日本語資料は見つけるのに苦労する。JCM組み込みの解説は散々探してやっと一つだけ見つけた記憶がある。
JCM(joint control morph)とは関節の動きにあわせてモーフを適用する技術である。Aikoをバンザイさせると胸も一緒に持ち上がるアレのことだ。
このAiko用アームガードはShoulder部とForeArm部から出来ており、JCMなしだと肘を曲げると破れてしまう。右はJCMを組み込んだものだ。JCMなしでも手動でmorphを適用すればこと足りるが、ちょっと格好悪い。
JCMの組み込み方
右前腕部(rForeArm)の屈伸に対応したJCMを組み込んでみよう。
1.普通に穴をふさぐためのmorphを作ってrForeArmに組み込む。何でもいいが、ここではJCMelbbendと名前をつけておいた。
2.フィギュアの右前腕部を最大に曲げた上で、上記JCMelbbendを調節して一番良く見える値をメモしておこう。
3.cr2を開いて、actor:rForeArmのchannelsの中からmorph名:JCMelbbendを探す。
こんな風になっているはずだ
こいつのinterpStyleLockedとindexesの間に、行を追加する。Aikoのcr2あたりからコピーしてくれば楽だ。これがJCMのトリガーである。
加算値の意味は1.15(morphパラメータ値)÷155(最大屈伸角度)=0.00774193ということなので、モノによって可変である。パーツ名は連動させたい部位が左前腕部ならlForeArmになるし、軸回転も可変である。xrotかyrotかzrotのどれかなので、全部試せばそのうち動くことでしょう。